2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「small planet」 本城直季 著

風景写真集。なにも説明を受けずに見たら本物っぽく撮ったミニチュアだと思っただろう。ところが、やっぱり本物の風景写真なのだ。 興味深いのはなぜこれがミニチュアに見えるのかということだ。細部だけを見ればちゃんと本物に見える。だけど、なぜか全体を…

「百年恋歌」 監督 侯孝賢

公式サイト どうにも感想が書きにくい。この映画は「恋愛の夢」、「自由の夢」、「青春の夢」の3部からなる。3部は同じ監督による別の映画といった感じで、ある面では似ているけど、ある面では感触が異なる。主役の男女は3編を通じて同じ俳優が演じている。…

「忍道 戒」

3人の対立する有力者の依頼を選んで進んでいくという設定から勝手に黒澤明の「用心棒」だとかダシール・ハメットの「血の収穫」を連想して、初めのうちは全員と付かず離れずの距離を保っていた。だけどなんかストーリーが進んでいないような気がして、途中か…

「プラダを着た悪魔」 監督 デヴィッド・フランケル

公式サイト いいねえ。いいよ。現実を模倣する事に一生懸命過ぎて失速してる映画とか、「とりあえずひねっとけ」的に意味もなく迷走する映画も多い中で、この映画はかなり直球勝負のコメディだ。音楽の力を借りて次へ次へ次へと小気味よく転がっていく。俺が…

「惑星ソラリス」 監督 アンドレイ・タルコフスキー

タルコフスキーの映画は少し詩的すぎるんだよな。この映画は何度目かの挑戦だけど、初めてうとうとせずに見通した。美意識と郷愁の煙幕で覆われて、ソラリスの海の設定が潜在的に持っている哲学的テーマの輪郭がぼやけて感じがする。もっとも、小説は小説、…

「サッカーが世界を解明する」 フランクリン・フォア 著

かなり大きく出た題名だけど、「世界」という部分に関してはあながち大袈裟でもない。この本ではロンドン、ミラノ、バルセロナといった都市のメジャーチームのみならず、ベオグラード、グラスゴー、ウィーン、リオ・デ・ジャネイロ、リポフ、テヘラン、ワシ…

「Grand Theft Auto III」

そういえばこのゲームもやったんだった。アクションの難易度が俺にはちょっと高い。18禁というからどれだけ残酷なゲームなのかと思ったけど、視覚的にグロってわけじゃないんだ。あまりに簡単に普通に大量に人を殺しちゃうのが問題なんだな。 前にやった「ゲ…

「ブラック・ダリア」 監督 ブライアン・デ・パルマ

水漏れ修理black-dahlia うーん、どうなんだろう。途中部分的には面白い。妖しげな1940年代のハリウッドという大きな借景と登場人物達の妄執で、ねっとりとした暗闇に包まれる。特にジョシュ・ハートネットのキャラクタは魅力的にその空気の中で翻弄されてい…

「忍道 匠」

気が付いたら1ヶ月もこの日記を更新してなかった。これを書かずになにやってたかっていうとまたゲームだ。このゲームは面の数多過ぎるよ。制覇率100%はあきらめた。 このゲームは物体の動きがかなりリアルで、ピタゴラ装置的なトラップがなかなか見物。もっ…