2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「忍道 匠」

2度目のプレイ。このゲームは面白い。一度最後まで行ってしまうともう興味をなくしてしまうので、まるまる2度プレイしたのはこのゲームがたぶん初めてだ。まあ、正確に言うと制覇率100%は達成できなかったので最後まで行ったとは言えないのだけど。正編であ…

「鉄コン筋クリート」 監督 マイケル・アリアス

うーん、どうなんだろう。すごく格好いい。原作の雰囲気が良く出てる。 なのに、なにか物足りない。 漫画から映画に移し換える際に、何かが、特に遊びの部分がこぼれ落ちるのは必然かもしれないけど、そのせいで骨格のべたな部分が表に出過ぎている気がする…

「行動経済学」 友野典男 著

「経済学」と聞くと、市場がどうとか銀行がどうとか「経済ニュース」のようなものを思い浮かべてしまうのだけど、この本で扱っているのはそういう事ではなく、俺のイメージで言うと「マーケティング」や「心理学」に近い。一般人がどんな指向を持って選択を…

「オーロラ」 監督 ニルス・タヴェルニエ

パリ・オペラ座全面協力!という宣伝文句から想像する映画とはかなり違った。かなり強烈で俗悪趣味と紙一重だ。というか、一線を越えてしまっているかもしれない。面白い。全然パレエについて知らないけどこれがバレエの世界なのか? 子供向けを装った顔の裏…

「パターンによるソフトウェア構成管理」 スティーブ・P・バーチャック、ブラッド・アップルトン 著

ソフトウェアの開発が、「開発→リリース→メンテナンス→開発→リリース→メンテナンス」の一次元的なループであれば問題ないけど、実際は開発の途中で古いバージョンのメンテナンスが入り、特殊なバージョンの作成が入り、企画変更が入り、同時進行の開発がスタ…

「ピアニストを撃て」 監督 フランソワ・トリュフォー

良く喋るのどかな犯罪映画だ。いびつさが面白い。制作時にどんな意図を持って作られたのかは分からないけど、拉致した相手と和気あいあいと車の中で盛り上がったりするところなんかは、シュールなコメディのようだ。 無駄口を叩き脇道にそれる犯罪映画は今で…

「コマ大数学科特別集中講座」 ビートたけし、竹内薫 著

対談中心で中身が少し薄い。番組の採録をメインにしてもらいたかった。全回分載せるわけにはいかなかったのか。 とは言え、まあ対談の方もなかなか面白い。数学へのアプローチの違いとか物理畑と数学畑の考え方の違いとか。正攻法、美しい解き方、シミュレー…

「イカとクジラ」 監督 ノア・バームバック

このへなちょこな雰囲気がたまらなくいい。 いびつな家族をシニカルな笑いで見せる映画は多い。けどこの映画が特にいいのは、自己嫌悪、自責、自虐といった虚弱さが、笑いにも皮肉にも押し潰されずに生々しく保持されているところだ。ひねくれてしまった子供…