「2001年宇宙の旅」 監督 スタンリー・キューブリック

・新宿プラザ劇場ラストショー。 ・あまり意識はしていないけど、意外と何度も観ている映画。 ・なんか観る度に凄みを増しているような気がする。 ・もしかしたら画質の古さが逆に違和感を醸し出して過剰にかっこよく見えてしまうのかもしれない。リアルタイ…

「東京の男の子」 魚喃キリコ、大久保ニュー、安彦麻理絵 著

・面白くない…… ・女の子同士のおしゃべりが面白くないのは想像ついてたけど…… ・なにしろタランティーノが撮ったって面白くなかったし…… ・個人的な話に終始するからなのかなあ……

「映画崩壊前夜」 蓮實重彦 著

・高尚過ぎて理解できない部分が多い。 ・特に仰々しく響く表現には虚しささえ覚える。 ……「傑作」を遥かに超えたこのフィルムに不意打ちされ…… ……映画史の傑作といった概念を超えて…… ……これ一本でハリウッドの歴史に拮抗しうる途方もない作品である。 ……ハ…

「ザ・ロード」 コーマック・マッカーシー 著

・だいぶ誉められているようだけど、どこらへんがそんなに良かったんだろう。 ・昔、近未来がかっこいいと感じる時期があった。「マッドマックス」とか「北斗の拳」とか。199X年を舞台にしたSFがたくさんあったと思う。そういうのを思い出して懐かしい感じが…

「落下の王国」 監督 ターセム

・「ザ・セル」はあまり趣味じゃなかったけど、映像に凝る監督のようだし、邦題がかっこいいし、ということで観に行った。けど、やっぱりあまり俺の趣味じゃなかった。 ・写真として観たらきれいだろうけど、映画の中で観るとなんだか緊迫感が密封されていな…

「ウォンテッド」 監督 ティムール・ベクマンベトフ

・悪乗りすれすれのふざけた映像が、笑えるしかっこいいしたまらなく面白い! ・最後のモーガン・フリーマンの間抜け面! ・現実の世界を舞台にしているのに現実に囚われず、空想を空想のまま実写化するのは相当な力技なんだな。空想の純度を保つ馬力に振り…

「崖の上のポニョ」 監督 宮崎駿

・舌足らずで説明不足に感じるところはある。最近の宮崎駿の映画にはいつも感じる不満だ。ストーリーもちょっと拍子抜けするほどあっさりしている。それでも今回はそれを補って余りあるツボを突く瞬間が多々あった。 ・でかい魚の上を駆け車を追いかけるポニ…

「スカイ・クロラ」 監督 押井守

・この人の映画は今まであんまりおもしろいと思ったことはなかったけど、結構楽しめた。 ・実写のようなCGと人形のような人物たちのミスマッチが初めのうちは気になったんだけど、あまりに違和感があり過ぎる。逆に何か意図があるのか?

「ハンコック」 監督ピーター・バーグ

いまいち盛り上がりに欠ける。シャーリーズ・セロンが見れたからいいか。

「インクレディブル・ハルク」 監督 ルイ・レテリエ

いまいち盛り上がりに欠ける。リヴ・タイラーが見れたからいいか。

「闇の子供たち」 監督 阪本順治

・なんどか同じようなことを書いている気がするけど、ある種の問題を突きつけてくる映画は「面白かった」、「怖かった」、「ストーリーが云々」、「映像が云々」と娯楽として消費してしまうことに抵抗がある。 ・もちろん、この映画で描かれていることがどこ…

「モンテーニュ通りのカフェ」 監督 ダニエル・トンプソン

・いやー、楽しい。やっぱりたまにはこういう映画を観ないと駄目だな。 ・さすがフランス映画という感じで、会話が楽しい。

「4ヶ月、3週と2日」 監督 クリスティアン・ムンジウ

・「パルムドール受賞作品」や「中絶」という言葉から連想した俺のイメージからはかなり遠い地味さ。目をそむけたくなるような視覚的な刺激がある映画かと思ったらそうでもなかった。 ・陰湿に苛立たせられるという意味で結構刺激的だ。ただ、1987年の中絶を…

「上海ベイビー」 衛慧 著

・変な期待をし過ぎたのかもしれない。中国ではこれが過激なのか?

「チャパーエフと空虚」 ヴィクトル・ペレーヴィン 著

・うーん、面白さがよく分からなかった。 ・複数の世界が混在する話は今までにもいろいろあったと思うのだけど、この本の特徴はどこにあるのだろう。 ・理解するには背景の知識がもう少し必要だったのか? ・いや、そういうことじゃないんだな、きっと。結局…

「蓼喰う虫」 谷崎潤一郎 著

・優柔不断な性格、いろいろ考えた上で結局動けなくなってしまう性格、で、結局「どうにかならないかなあ」と根拠のない期待を持って後回しにして性格。もう、俺のことが書かれているようで面白い。

「キャンディーの色は赤。」 魚喃キリコ 著

・本屋でたまたま見つけた。まだ書いてたんだな。奥付を見ると2007年8月。1年近く新作に気が付かなかったのか。 ・で、もう最大の期待でもって読み始めたのだけど、数ページ読んだ印象では、なんか前のように楽しめない! とちょっと焦った。なんか絵が大雑…

「ミスト」 監督 フランク・ダラボン

・もうほんとにラストのラストでがっかり。 ・そこまでは「クローバーフィールド」にもせまる面白さだったのに。巨大生物サイコー!とか思ってたのに。見慣れた世界の終わりの一端をちらっと最後で垣間見せてくれるのかなと思いきや、まるっきり逆かよ。現実…

「ノーカントリー」 監督 ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン

・たまらなくかっこいい!しびれた! ・「バートン・フィンク」の訳の分からないエネルギーにやられて以来、コーエン兄弟の映画には無意識のうちにそういう味を求めてしまっていて、以降の映画にはずっと物足りなさを感じ続けていた。きれい過ぎて不安定さの…

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」 監督 ウォン・カーウァイ

・映画に文句たれたい病はまだ続いているのだけど、最近久しぶりに面白い映画が続いている。 ・最近何作かは見逃しているのだけど、ウォン・カーウァイって今までもこんな面白かったっけ? ・時間や空間が、定常的な定規の役割を果たすことに息苦しさを感じ…

「パンズ・ラビリンス」 監督 ギレルモ・デル・トロ

・初っ端の少女の鼻血の映像で引き込まれた。鼻血ってなんであんなにインパクトがあるんだろうなあ。不恰好さがよりやばい感じを引き立てるのかなあ。 ・ファンタジー部分の映像も際立っている。巨大蛙の、存在しないはずのものが存在してしまった違和感。手…

「大統領暗殺」 監督 ガブリエル・レンジ

・ちょっとなー、これじゃ物足りないなあ。大統領が暗殺されるあたりまでは面白かった。アメリカ大統領が暗殺されることで、その後世界がどう変わっていくかを見せてくれるのかと期待してしまったのだけど、映画の焦点は誰が犯人だったのか、犯人はどんな人…

「スターダスト」 監督 マシュー・ヴォーン

・人が星を見るように星も人の行動を見ているというのが、比喩的な表現なのかと思ったらどうもそのままの意味らしかったり、宇宙人の話なのかと思っていたらファンタジーだったり、主人公っぽい男が出てきたなと思ったらすっと時間をすっ飛ばして実はその子…

「宇宙から来たティーンエイジャー」 監督 トム・グレーフ

・ゲーム「デストロイ オール ヒューマンズ! 」になぜか丸々収録されていた映画。 ・つまらなくはないんだけど、うーん、あまり感じるところがない。 ・特撮は嫌いじゃないし、コマ撮りの特撮はむしろ大好きなんだけど、どうも興味を持てないタイプの特撮が…

「デストロイ オール ヒューマンズ! 」

・UFOで上空から街を破壊するのは爽快。 ・なかなか面白かったけど、似たようなミッションが多くて後半ちょっと飽きてきたかな。 ・俺が元ネタを知らないパロディがいろいろ含まれているらしい。でも知らなくても十分面白かった。 ・ウルトラマンのパロディ…

「ファーレンハイト」

・解かないと先に進めないような謎解きはこのゲームの中にない。たぶん全ての会話を無視しても、話が分からないだけでエンディングには到達するのだろう。そういう意味ではストーリーを楽しむゲームだったのかもしれない。 ・で、俺はそういうタイプのゲーム…

「ラカン」 フィリップ・ヒル 著

・一応入門書らしいのだけど、意味ありげな言葉が説明なしに出てきたりして、ちょっと付いていけない部分があった。 ・難しいのは、流動性を持った意味と言葉でそれ自体を説明しようとしたり、矛盾を論理的に説明しようとしたり、単独では存在せず関係性の中…

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」 総監督 庵野秀明 監督 摩砂雪/鶴巻和哉

・比較できるほど前の作品を覚えていないのだけど、相当手の込んだ絵になっている。話はほとんど同じみたいだけど、やっぱり作り直しただけあって、同じシーンでもほとんど書き直しているように見える。 ・きっと細部にはさまざまな意味や出典があるのだろう…

「ペンギンジャンプ」 さかざきちはる 著

・キャラクタものに興味を持つことはあまりないのだけど、suicaのペンギンはずっと結構好きだった。埼京線のsuicaモニター試験のポスターを見てからのファンなのでもう結構長い。試験は6年前だったらしい。飽きないな。 ・インクが紙ににじんだような線が、…

「ダイ・ハード4.0」 監督 レン・ワイズマン

・あまり期待してなかったのだけど(だからこそか?)、すっかり魅せられた。面白い! ・やりたい放題加減は「トランスフォーマー」どころじゃないな。しかもこちらは快感を伴っている。 ・肉体的にはスーパーヒーローになってしまった主人公だけど、コンピュ…