「大統領暗殺」 監督 ガブリエル・レンジ

abyssal-fish2007-11-15

・ちょっとなー、これじゃ物足りないなあ。大統領が暗殺されるあたりまでは面白かった。アメリカ大統領が暗殺されることで、その後世界がどう変わっていくかを見せてくれるのかと期待してしまったのだけど、映画の焦点は誰が犯人だったのか、犯人はどんな人物なのかに絞られていく。
・にもかかわらず、特に犯人像が新鮮というわけでもない。
・犯人には多少のドラマが描かれる。でもそういうフィクションを描きたいのなら、わざわざブッシュ大統領という実在の人物を使う必要もなかったろう。擬似ドキュメンタリーという形式もドラマを盛り上げる役目を果たしているように見えない。
・真犯人なんかどうでもいいから「チェイニー大統領の世界」を、もっと具体的に、もっと先まで想像してほしかった。
・いったい何を描きたかったのか良く分からない。