「ダイ・ハード4.0」 監督 レン・ワイズマン

Live Free Or Die Hard (Score)
・あまり期待してなかったのだけど(だからこそか?)、すっかり魅せられた。面白い!
・やりたい放題加減は「トランスフォーマー」どころじゃないな。しかもこちらは快感を伴っている。
・肉体的にはスーパーヒーローになってしまった主人公だけど、コンピュータ音痴というところに今までのとほほ感を引き継いでいるのか。でもほとんどのシーンで敵を上回ってしまうので、強いイメージばかりが印象に残ってしまう。もうちょっと敵側の脅威、社会の悲劇振りを描いてくれたらバランスが取れたかも。
・でもどうなんだろう、バランスが取れてないからこそ、やりたい放題感がでて面白かったのかなという気もする。
・この映画みたいに、敵役がコンピュータのプロとかマニアというのはたまに見るけど、いまいちアクション映画の敵役としてはふさわしくない気がするなあ。頭脳戦をむりやり視覚的な刺激に置き換える余計なプロセスが混じる感じがする。
・それにこの映画の敵ほぼ無敵だよな。ほんとなら。それがなぜか一介の刑事が勝ってしまうのだけど、その感じは1作目とは違って緊張感にはつながらない。物語はご都合主義のレールに乗っかって、純粋に視覚的なアクションを楽しむだけになっている。
・こんなに面白かったのにまた文句になってしまった。最近文句ばっかり書いているような気がする。おかしいなあ。