「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ディズニー デジタル 3-D」 監督 ヘンリー・セリック

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス コレクターズ・エディション [DVD]
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3Dだとどうなるんだろうと思ったけど、意外と思ったほどのインパクトはなかった。平面で観た時に気持ちいい構図というのは立体になったら崩れた印象になるんじゃないかとも思ったんだけど、そんなこともなかった。むしろ、強調されて見えるような気がする。まあ、普段ほとんど構図なんて意識してないので適当な感想だけども。
立体で見えると言うことは左目用の映像と右目用の映像があるんだろうけど、今回はそれをどうやって作ったんだろう。もしちゃんとやろうとしたら、すでにあるフィルムからCGで少し角度の違う映像を作る事になるかと思うんだけど、そこまではやらないか。単純に同じ画像を少しずらしただけでも立体に見えるのかな。
それにしても立体映画はやっぱりまだ専用メガネをかけなきゃいけないんだな。さすがに赤青メガネじゃないけど、昔からあまり発展してないよなあ。子供の時には、将来は立体映画が普通になると思ってた。一般の映画が立体映画になるのはいつなんだろう。俺が生きている間にそんな時代は来るのか? でも今回の印象だと、もしかしたら白黒からカラーへ、サイレントからトーキーへの変化よりもインパクトは小さいのかもしれない。
いや、もし一般的になる立体映画がホログラムの映画(上映という形式が技術的に可能かどうか分からないけど)だとしたらだいぶ違うかもしれない。つまり極端に言えば、画面に映っている俳優を見た時、右の席からは顔が見えて、左の席からは後頭部が見えるような立体映画。そうなると今の映画の美学とは全然違うものになるのかもしれない。はやくそんな時代が来ないかなあ。