「ストロベリーショートケイクス」 監督 矢崎仁司

公式サイト
道端で男に引きずられる女の子とか棺桶で寝る女とか、奇をてらった演出を見てこれはなんか付いていけないかもと思ったんだけど、そんな事もなくその後は結構引き込まれていった。
何気ないシーンに印象的な映像が多い。電車のドアが閉まってしまって「あっ」という表情を捉えたところとか、見覚えのある絵を見つけて「あれっ」という表情を捉えたシーンとか。そういうのを観てると、ドアを開けっ放しで用を足たり顔に射精するたりするシーンとか、「神様」をキーワードっぽくしたりとか、そんな気張った演出はいらなかったんじゃないかなあという気がする。でもどうなんだろう、そういう自分の安全圏に土足で踏み込まれたような気がする(これは悪い意味じゃない)シーンがあるからこそ、他のシーンが引き立つのかな。
レッド・ツェッペリンIV
魚喃キリコは本が出れば必ず買う数少ない漫画家なので、「strawberry shortcakes」も当然読んでるんだけど全然話を覚えていなかった。観ても思い出せなかった。後でまた読んでみよう。それにしてももう何年も新しいのが出てないみたいだけど漫画家活動はしてるのかな?
Tシャツに書かれている「to be a rock, and not to roll」が「天国への階段」の最後のフレーズだと気付きましたよというちょっとした自慢を兼ねて、今日もツェッペリンのジャケットをここに飾ろう。