「プルートで朝食を」 監督 ニール・ジョーダン

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うーん、なんかあんまり感じるところがなかったなあ。面白くないわけじゃないんだけど。そういえば「ブロークバック・マウンテン」の時もこんな事書いたな。偶然だとは思うんだけど、もしかしてゲイものが苦手になってきたのかなあ。
生きる事や社会の切実さと対立する、音楽や細部の楽しいゆるさに面白味は感じる。いや対立してるわけじゃないか。アイルランドとイギリスの関係をもっと知っていたら、もっと楽しめたのか? それだけでもなさそうだよな。思い返してみると、面白く感じていておかしくないシーンが多い。こうあって欲しいという願望の世界と現実との軋轢。その摩擦熱がもう一歩踏み込んで俺の中に伝わってこないのはなぜだろう。年代記的な作りに入り込めなかったのかな?