「ハーモノグラフ」 アンソニー・アシュトン 著
ハーモノグラフ 音がおりなす美の世界 (ピュタゴラスブックス)
- 作者: アンソニー・アシュトン,青木薫
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
- 発売日: 2005/11/16
- メディア: 単行本
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当たり前といえば当たり前なのだけど、音というのは振動という物理現象であり、数式で表す事ができ、数学的な様式美を持つ。ただ不思議なのは、数学的、物理的に調和がとれている音を心地よいと感じ、調和のとれていない音を不快と感じる、人間の耳と脳だ。
音楽家には数学に強い人が多いと聞いた事がある。音楽というのは芸術の中でも少し特殊で、直感的でありながら科学的でかなり数学との親和性が高い。文学や絵画や映画がいくら論理性を求めても、それは音楽の論理とは次元が違う。もちろん最終的に、作品の善し悪しは感性の問題ではあるけど。
俺は最初この日記で、音楽についても書くつもりだった。だけど、歌詞についていろいろ書けても、音楽自体について書くのは難しくて諦めてしまった。数学的にどうこうとか、音楽理論的にどうこうなんて難しい事は書くつもりはなかったけど(というか知識がないので書けないけど)、それでも書けなかった。
でも今は文章の長さのしばりもなくしたし、少しずつ書いていこうかな。
なんかこの文章の流れだと、クラシックとか現代音楽とか難しそうなのを書きそうな予告っぽいけど、そういう方面の教養は全然なくて、聴くのはほとんどポップとロックだ。