（ゲーム）「ゲッタウェイ」

出版社/メーカー: カプコン
発売日: 2003/11/20
メディア: Video Game
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続編がすでに出ているみたいだけど、これは中古で買った1作目の方。久々にネットで攻略法を検索せずにクリアできた。とりあえず銃撃ちまくって、移動の時は車ぶつけまくって人をはねまくって、目の前の人間を殺し続けていけば、いつの間にかクリアできる。そういう感じでゲーム自体は特別面白いわけじゃなかったけど、なんと言っても地図だ。実際のロンドンの街をそのまま再現しているそうだ。ロンドンの観光ガイドを買ってきて、観光名所はひととおり行ってみた。ロンドンには行った事ないけど、もう簡単な案内ならできるね。

残念なのは、これだけロンドンの街を再現してるのに、それが話に絡んでこないところだ。このゲームでは、車でロンドン中を移動する事になる。車で移動中は、ウィンカーでどの方向に行けばいいかが示される。だから、全然地理を把握してなくても、とりあえず目的地には着いてしまう。それが俺には不満だ。ああ、そういえばこれは「ワンダと巨像」と同じ不満だ。ヒントを手がかりに、自力で次の目的地を探すようになってたら面白いのになあ。

続編も出てるらしいけど、ロンドン観光ソフトとしてはどうなんだろう。グレードアップしてるのかな。名所の中に入れたり、マップが広くなってたりしたらやりたいけど、そうでなかったらやる必要ないなあ。

疑似ロンドン観光日記
・あのライオンのいる広場がトラファルガー広場だったんだ。知らなかった。トラファルガー広場がどんな所かを知っても、やっぱりモンドリアンの絵「トラファルガー広場」の意味はよく分からないね。
・ナショナル・ギャラリー。残念ながら中には入れない。
・コヴェント・ガーデン。ほほう、ここが「マイ・フェア・レディ」の舞台だそうだ。
・でっかい観覧車ロンドンアイに乗れるようにしてくれ。
・ウォータールー橋。「哀愁」の原題。とりあえず渡る。
・バッキンガム宮殿。ああ、衛兵はいないのか。前のモニュメントの周りにはまたもやライオンが4匹。
・国会議事堂（ウェストミンスター宮殿）。ビッグベン。前にチャーチルの像が建ってた。
・ウェストミンスター寺院。
・ぎりぎりノッティングヒルは地図に入っていない。残念。調べてないけど、「ノッティングヒルの恋人」に出てきた場所は、もしかしたら見つけられるかもしれない。
・マダム・タッソーろう人形館。見つけた。ちゃんと看板が出てた。当然中には入れない。
・ベイカーストリート。シャーロック・ホームズが住んでいたとされる221a Baker Street,Londonは存在しないそうだ。221bにシャーロック・ホームズ博物館があるらしいが、ぎりぎりこのゲームの地図の外だ。
・ピカデリーサーカス。「SANYO」「TDK」の看板もちゃんとある。
・大英博物館。このゲームだとここはなんか裏通りみたいな所にあって、なんか寂しいところだ。
・セント・ポール大聖堂。写真よりしょぼい？
・映画「クローサー」に出てきたポストマンズ・パークは残念、見つけられず。King Edward Street沿いらしいんだけどなあ。
・ロンドン塔。やっぱり、中に入りたい。けど入れない。
・チェルシーのホームスタジアムであるスタンフォード・ブリッジも、アーセナルのハイバリーもこのゲームの地図の範囲外。残念。

ゲームと関係ないのに良くこれだけ作ったもんだ。どうせなら、こんどはロンドン以外の大都市でもやってもらいたい。他にこういう風に現実の街を再現したソフトってあるのかな。
HMVとかマクドナルドとかピザハットとかスターバックスとか、見慣れた店も出てくるので、本当にロンドンに行く時の下調べにいいかもしれない。ちょっと古い情報ではあるけど。
ちなみに映画館の前のポスターは「ロード・オブ・ザ・リング」「あの頃ペニーレインと」「007　ワールド・イズ・ノット・イナフ」「M:I-2」とかだった。2000、2001年ぐらいの風景みたいだ。