「山猫」を理解するためにイタリア統一戦争の調査
「山猫」を理解するために、イタリアの統一戦争について調べてみよう。
とはいえ、もう一度「山猫」を見る事があるかなあ?
両シチリア王国
両シチリア王国 - Wikipedia
まずイタリア南部は、シチリア王国とナポリ王国があり、くっついたり離れたりしていた。そして統一戦争前には、両シチリア王国がシチリア、ナポリを含むイタリア南部を支配していた。統一戦争時の王は両シチリア王フランチェスコ2世。
シチリア、ナポリを支配していたのはもともとスペイン王国。だけど、フランス・ブルボン家がスペイン王になったことでブルボン家が支配するようになる。その後、オーストリアに一時支配されるが、またブルボン家が取り返す。その後は統一戦争までブルボン家が支配する。
ジュゼッペ・ガリバルディ
ジュゼッペ・ガリバルディ - Wikipedia
1860年千人隊を組織してシチリアの反乱を援助し、両シチリア王国を滅ぼした。その後、征服地をサルデーニャ王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世に献上
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世 - Wikipedia
イタリア王国の初代国王
その流れについていろいろ
ホームページ移転のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズ
http://eurekajwh.hp.infoseek.co.jp/gaidansu/route/eur.html
なるほど、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世が北を統一して止めてしまったので、ガリバルディが南を統一して献上したと。
少しずつ分かってきたぞ。ガリバルディは自由主義、共和制と国民主義を求めていた。統一は国民主義のためにおこなった。だけど、共和制は実現できなかった。
それから、第二次世界大戦終了まで立憲君主制が続く。
うーん、自由主義=共和制?違うか?
民衆はガリバルディよりだったんだな。やっぱり。
「山猫」の中で「本当は反対だ!」と言ってた人はどういう立場だったんだ?
そして、「山猫」の主人公を初めとする貴族はなぜ統一後も優雅な生活のままなのか。
貴族について
http://wolfpac.press.ne.jp/monarchies.html
宗教と風習−貴族の世界(欧州編)
貴族についての認識がよく分からないままだなあ。とりあえず領地は持ってるんだ。
王制の元では、王が変わっても貴族は貴族のままなのかなあ?
共和制
共和制 - Wikipedia
君主制 - Wikipedia
共和制とか民主制とか君主制とかなんだか意外と難しいなあ。
一応学校では習ってると思うんだけど、全然覚えてなかったなあ。
高校生の頃にインターネットがあってこんな風に勉強できれば、だいぶ頭にはいったろうなあ。
次に「山猫」を見る機会があったら、これを復習すればだいぶ理解できるようになるだろう。
前に「アンダーグラウンド」について書いた時に、国について書いたけど、ヨーロッパはこんな歴史を背負ってるんだなあ。やっぱ日本人とは見方が違うよなあ。まあ、ヨーロッパだけじゃなくて、ほとんどの地域がこんな感じなんだろうな。
そうだ、こんどユーゴスラヴィアについても、こんな風に調べてみようかな。
イタリアも第二次世界大戦までは王国だったんだな。それでなんだかんだ言って貴族制もそれまで続いてたんだ。って事は、「山猫」の時代から100年近くは貴族制も残ったってことだ。まあ、終わり間際の貴族の生活がどんなんだったかは分からないけど、「山猫」はまだ貴族制の終わりからは遠い時代だったんだ。
そうか、そうだよな。なにしろ、ヴィスコンティ自身貴族だし。
って事は、貴族自体の没落が描かれていた訳じゃない?
血統とか理想とか貴族の質の変化がテーマの背景?
だとすると、また結構印象が変わってきそうな気がするぞ?