2007-01-15から1日間の記事一覧

「村上春樹と言葉の音楽」 ジェイ・ルービン 著

こちらは「世界は村上春樹をどう読むか」と違い、作品解説が中心で安心して読める。 特に短編に関しては、「ああ、そういう解釈ができるのか」と思うところがいくつもあった。短編は意味の密度が濃くていろいろ見落とすんだな。 逆に唯一解説が足りないんじ…

「世界は村上春樹をどう読むか」 柴田元幸、沼野充義、藤井省三、四方田犬彦 著

村上春樹は一番好きな小説家と言っても過言ではないと思う。だけど、村上春樹の小説が文学的な側面とベストセラーとしての側面に分けられるとしたら、俺はベストセラーとしての側面に反応しているのだと思う。そういう意味であまり大層に語られてしまうと少…