「不都合な真実」 監督 デイビス・グッゲンハイム

不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
・映画を見る前にこの映画の批判を読んでしまったので、それなりに冷静に見ることができた。けど、それでもすっかりアル・ゴアのプレゼンテーションには引き込まれてしまった。
・元次期大統領ですと自嘲気味に行っていたけど、あれはまだ次期大統領になれるという余裕があっての言葉だったんだろうか。
・こういう話題は最終的に思考停止に陥ってしまう。なにしろ、どっちの言い分が正しいのか判断ができない。データの存在自体は客観的だけど、切り口や解釈は恣意的なものだ。極端なことを言えば、恣意的に選択した嘘のないデータで嘘を主張するのは簡単なことだ。
・もし環境が変化しているのなら、それはかなり怖い事だ。「北極の氷が溶けたら海面が上がるというけど、それは間違いだ」というのをたまに聞くんだけど、そんなのは問題じゃないと思うんだよな。もし北極の氷が溶けるほど環境が変化しているなら、その先は未知の世界なんじゃないのか? 風が吹けば桶屋が儲かる。俺は基本的に現状の法則を前提にせざる得ない「未来予測」というものを信用していない。気温が上がった時に発生する問題を誰が正確に予想できる? バタフライ効果も超越して、「北極の氷が溶けるほど気温が上昇しても人類は絶滅しない」と証明できるやつがいるのか?
・問題は、温暖化だろうが寒冷化だろうが、環境が変化しているのかどうかだ。
・ただ、仮に変化しているとしても、その対策とやらがまた効果あるのかないのか、いろんな意見があるようだ。
・結局思考停止。