「DEATH NOTE デスノート the Last name」 監督 金子修介

DEATH NOTE デスノート the Last name [DVD]
・前半のなまくら刀から一転して、Lと月の直接対決が鮮明になって刺々しさが出てきて面白くなってきた。
・それから前半の主人公周辺だけの話から、やっともう少し社会が描かれ始めた。もっと世の中が出てきたら面白かったと思うんだけどなあ。
・冤罪で殺してしまった人が出て主人公が苦しむのだろうと思っていたら、物語の興味はそういう方向ではなかったみたいだ。むしろ力を得たことで自我が分相応に増大していく様がちょっと描かれている。分相応な力を手に入れたときにそのギャップに苦しむのではなく、その力が自分にふさわしいと勘違いする方向に進んでいた。それならそれで、夜神月にはもっと尊大になってほしかった。
・「天才」、「統計」、この二つの言葉が出てくると、あっという間に犯人に辿り着いてもそれなりに納得してしまうなあと変に感心してしまった。
・「科学」対「超常現象」という感じだったのが、最後に入り混じって「超常現象」が日常と同化した捜査本部(?)の様子がたまらなくおかしかった。つぼ。
・漫画の方が面白そうだ。今度読んでみよう。
・題名になってるthe Last nameって何のことだろう。Lのlast nameってことか?