「絶体絶命都市2」

だりいー。内容がどうこうというよりこの操作感がかったるい。最近の家電並に気の利かないインターフェース。プレステの性能を知らずに設計しているとしか思えない遅さ。
ゲームで重要なものってなによ。


なぜ「ロードが成功しました」でプレイヤーの確認待ちになるの?そのままゲームスタートしてくれよ。
セーブ後なぜ自動的にゲームに戻ってくれないの? しかもセーブ画面を終了しようとすると、なぜいちいち「終了しますか?」と聞いてくるの? さらにしかもその時のデフォルトの選択肢はなぜ「いいえ」? 全く同じ場面を続けて2度セーブすることなんかあるのか? 同じ画面でロードもできるのならそれも分かる。けど、この機能別メニューではセーブ画面ではセーブしかできない。なら、セーブ画面を開いて一度でもセーブを実行していたらすんなり終わらせてくれよ。それくらい気を利かせてくれ。
逆に道具を使う場合は、確認画面が出ずに使ってしまう。そこが逆に確認するところだろ?
なにかものを拾おうとした時に荷物がいっぱいだと「もう持てません」と出るだけなので、いちいちメニュー画面を開いて余分な道具を捨てて、あらためて物を拾わなくてはいけない。拾おうとしたときに「どれか捨てますか?」と聞いてきてもいいだろ?
さらに捨てようとしたものが装着しているものだったら、いちいち装着画面を開いてはずして、もう一度「捨てる」画面に戻らなきゃいけない。なぜ機能別メニューなんだ? Windowsコンテキストメニューみたいにその道具に対して行えることを表示するような、道具中心のメニューになぜできなかったのか。
なんでセーブ1回にあんなに待たされるの? ゲーム自体が遅くなるシーンもある。PCでやってるのならスペックによってそうなってしまうのもまだ分かるけど、プレステっていう統一された環境でやってるのになぜこんな事がおこるんだろう。プレステの性能限界を認識してるのか? これくらいは仕方ないと判断したのか。


ちょっと進むとムービー、ちょっと進むとムービー。頻繁にゲームが中断されすぎ。しかもほとんどの場合ムービーをスキップできない。俺にとって「ゲームをしている時間」は操作をしている時間だ。ストーリー説明のためのムービーをみている時間は、テレビで言えばCMの時間、休憩時間みたいなもんだ。
俺みたいにゲームにストーリーはいらないと思っている人間にとっては、ストレスばかりが溜まる。1の時はもっと面白かったような気がしたんだけどなあ。まだあんまりいろんなゲームをやってなかったから、いろんな事が気にならなかっただけだったのかなあ。
wikipedia絶体絶命都市2の説明は主観的に褒めすぎじゃないの?
絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち- - Wikipedia
この中にこんな文がある。

複数の主人公が登場し、それぞれに魅力的なストーリーが用意されている。また、ストーリー1本当たりの長さが適度で内容的に締まっており、間延びした感じや「やらされてる感」が少ない。

頻繁に登場するストーリー説明のムービーによるゲームの中断によって、むしろ、これほど間延びした感じを受けるゲームは今までやった中にはなかった。さらに限定的な選択肢からセリフを選ばなければいけないことで「やらされてる感」いっぱい。
何を指して「間延び」と言うかが違うのかな。プレイヤーが実際にゲームを操作している時間は、ストーリー自体はあまり進まない。ストーリーを中心に見てプレイヤーが操作している時間を「間延び」と捉えるなら、確かに間延びは少ないかもしれない。だけどそれはゲームの判定基準としてちょっと違うような気がするよな。用意されたストーリーに対してはプレイヤーは受動的にならざる得ない。ストーリーを重視すると、必然的にプレイヤーの能動性は失われていく。プレイヤーの能動性を下げたゲームをいいゲームと呼んでいるのか? 方向が逆じゃないのか?


これだけストレス溜めながら、最後までやらないと気持ち悪いからという理由だけで結局最後までやってしまった。今年はゲームやりすぎだなあ。ギャンブルやたばこや買い物と同じで、ゲームにも依存性があるのかもしれない。少し控えないと。