「セクシーボイスアンドロボ」 黒田硫黄 著

・ドラマになったってことでタイトルをどこかで聞いて、その子供っぽい響きというか古臭い響きというかテキトー感あふれるタイトルになんとなく惹かれるものを感じていたら、コンビニでたまたま原作コミックが目に入ったので読んでみた。
・かっこいい！
・手の抜き加減というか、勢いで書いている感じがいい(実際には綿密な計算の上なのかもしれないけど)。へたうまな4コマ漫画の絵のようでいて、きめるところはびしっときめる。
・まともにかっこいいことをかっこよく書いてしまうと浮いてしまうんだよな。おとぼけの中にかっこよさが出てくると素直にかっこよく思える。
・とは言え、ほんとにおとぼけかというとそれも難しいところだな。実際はおとぼけに見えるところさえもかっこいいので、単純にテキトーなわけではないのだろう。
・主人公はニコという。「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」と微妙に韻を踏んでる？