「グランド・セフト・オート・サンアンドレアス」

グランド・セフト・オート・サンアンドレアス【CEROレーティング「Z」】
・ゲームは中古で安くなったら買うことにしていたのに、これは広告に負けた。発売してからしばらく見る雑誌見る雑誌ほぼ全てでこの広告が目に入ってきた。
・確かに面白いんだけど、今回はちょっといろんなものを取り込みすぎじゃないかな。飛行機の訓練所とか俺には難しくてあきらめそうになった。
・ヘリコプターに乗るわ、船に乗るわ、戦闘機に乗るわ、スパイもどきの活躍するわで、とてもチンピラ車泥棒のやる事とは思えない事に巻き込まれる。途中「お前ほんとは二重スパイなんじゃないのか」と言われるけどほんとだよ。次回作は007のように宇宙に行きそうだな。
・このシリーズは元々自由度が売りだ。今回は、ビリヤードができたりバスケットができたり競馬ができたり安っぽいテレビゲームができたり、確かにいろいろできるんだけど、力を入れるところはそこじゃないだろうという気がする。
・例えばトランプはかなり自由度が高い遊具だ。たったカード52枚+αで無数の遊び方ができる。今回の「サン・アンドレアス」は例えるなら、チェスだとかUNOだとか将棋だとか軍人将棋だとか人生ゲームだとかTVゲーム機だとかをトランプのおまけに付けました、みたいな感じだ。もうトランプ関係ないじゃん。
・このゲームの本質は、広くて特色のある街と車と人殺しだと思うんだよな。だから縄張り争いとか蹄鉄探しみたいなサブミッションの方向にもっと力を入れてほしいところだ。
・まあ、悪いところばっかり書いてしまったけど、気候の演出は飛び抜けて良かった。
・それと最後の暴動。見慣れた街で煙が上がり暴徒があふれて変わり果てた様には快感を覚えた。
・黒人が主人公のゲームは初めてやったような気がする。