「Circle」 木村カエラ

Circle(初回盤DVD付)

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音楽を取り上げるのはなぜだかすごくためらいがあるんだけど、自分のための記録としてこの日記を考えた時に、音楽はやっぱり書いておいた方がいいような気がする。昔聴いていた音楽を後でまた聴いた時、その頃の情景が浮かんでくる。そういう記憶の手がかりとしては、映画より音楽の方が勝っている気がする。何かしながら映画を見るという事はないけど、音楽はだいたい何かしながら聴くからかもしれない。あるいは脳みそがそう出来ているのか。
木村カエラは、あまり俺の趣味の範疇になさそうだと先入観を持っていた。だけど聴いてみると、木村カエラの手柄なのか、プロデューサーや作曲者の手柄なのか、予想に反して幅の広さがあり、俺の趣味の範疇にあった。それどころか、かなり中心に近いかもしれない。特にアルバムタイトルにもなっている「Circle」は、曲の浮遊感と木村カエラの中性的な声と張りがうまくかみ合っていて、何度も繰り返し聞いてしまう。